【社員自殺問題】命令に盲目的に従順になってしまうマインドを破るために


何か登山隊があって、
あなたが隊長だったとします。


隊で山を登っているとき、
目の前に進むべき道が決まっているなら、
ただその道を何も考えずに突き進むだけでいいですよね。


余計なことを考えるだけムダで、
考えている時間があるなら、
どんどん前に進めばいいだけです。


無駄口をたたいたり、
景色に見とれて足を止める隊員は邪魔で、
できるならロボットのように
よく登ってくれたらいいわけです。


そんな状況で登山している隊員は
登山が面白いでしょうか?


かなりつまらないですよね。
自分で道を決めているわけでもないし、
景色を楽しむ余裕すらない。

次はどの山に登ろうなんて夢すら描けない。
ただ、一歩ずつ足を動かすのみ。


これは登山の話ですが、
このような仕事の仕方をしている人が
社会の中に多くいます。


時代は変わって、
個人のアイデアを必要としている企業も多くありますが、
未だに旧体制の企業もあります。


旧体制の企業とは、
決められた仕事をただ馬車馬のようにこなしてくれる社員を求める企業です。


先日、ニュースで自殺した社員の特集を見ました。


その会社では社員をまさに馬車馬のように扱っていて、
夜に眠るなとまで命令していたそうです。
5分ごとにラインで起きているか報告させるという異常さ。


でも、考える力を奪われてしまうと、
そのようなことにも従ってしまうマインドが出来上がってしまいます。


余計なことを考えず、
社長の言うことをこなしていればいい。
人間ではなくロボットを扱うかのようです。


未来は個人の突出したアイデアが求められる社会です。

それなのに教育に目をやれば、
未だ個性尊重と言いながらも、
個性よりも協調性。
個性よりも従順さが求められる教育がはびこっています。


さらにきついのは、
先生ですら個性を奪われて、
余計な色を出さず、ただ指導要領に、前例に従い、
隣のクラスと歩調を合わせて働けといった学校すらあります。


そのような学校で育った子供たちは、
また、考えずに従うマインドが強烈に身についているので、
変な社長のもとでも歯を食いしばって頑張ってしまいます。


最後に耐えきれなくなって・・・。


もうそんなことを繰り返してはいけない。


日本の未来のために私たちが何ができるのか。
そこを考えて1人1人が「考えて」行動する習慣を身につけないと。


そのためにできる簡単な練習は、
日々流れてくる情報をいったん疑うこと。

本当に?!

たったこの視点をワンクッション入れるだけで、
人の頭は動き出すものです。

Think different


0 件のコメント:

コメントを投稿